産油国 oil producing countries 2005 6 30
実は、日本は、産油国です。
現在、新潟県や秋田県で、原油が生産されています。
もちろん、産出量は微量で、国内自給率は1%にもなりません。
しかし、明治時代には、「石油王」と呼ばれた人がいました。
昔は、日本でも、石油産業が最盛期の時期があったのです。
新潟県には、石油開発時代の歴史が見学できるところがあります。
子供の夏休みの宿題に、ちょうどよいかもしれません。
新潟の温泉は、石油の試掘中に発見された温泉が、いくつかあります。
新潟県は、油田地帯であるというと、言いすぎかもしれませんが、
油田があることは、間違いありません。
ところで、なぜ、積極的に油田を掘らないかというと、
事業として、採算が取れないからです。
日本の場合は、油田を掘るより、
中東から原油を輸入した方が安いからです。
(歴史)
「日本書記」には、西暦668年、
「越国から燃土、燃水が献上された」とあります。
この地方には、石油が、地表に、にじみ出ているところがありました。
明治時代になると、石油産業は、大きな産業となりました。
記録によると、ある井戸は、306キロリットル/日に達したそうです。
今でも、正確に地質調査をすれば、有力な油田が発見されるかもしれません。
しかし、それでも、原油は、中東から買った方が安いでしょう。